工場認定制度

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1.鉄骨製作工場認定制度について

鉄骨製作工場認定制度の目的は、鉄骨製作工場が適正な品質の建築鉄骨を生産・供給するために必要な品質管理能力と技術力を保有していることを発注者に証明するものです。

工場認定制度では、鉄骨製作工場で製作される建築鉄骨の品質保証(特に溶接部)の信頼度を評価し、評価結果に基づき国土交通大臣が認定しています。

鉄骨の品質は、鉄骨製作に関わる品質管理能力と技術力が有効に機能することによって確保されます。このため、工場認定では以下の点を厳正に審査・評価しています。

新建築基準法が平成12年6月に施行されたため、(社)鉄骨建設業協会が行っていた 「鉄骨生産工場認定業務」は、平成12年9月より株式会社日本鉄骨評価センターに移管いたしました。

現在、平成12年に設立された(株)日本鉄骨評価センター(国土交通大臣指定性能評価機関)が、国土交通大臣の認可を得た評価基準に基づき公正・厳正な評価を行い、これに基づき国土交通大臣が下表のとおり建設規模・使用鋼材の適用範囲に応じ、5グレード(S、H、M、R、J)に区分し認定しております。

グレード S H M R J
●建物規模
鉄骨溶接構造の建築物 制限なし 制限なし 制限なし 5階以下
延べ床面積
3000m2以内
高さ20m以上
3階以下
延べ床面積
500m2以内
高さ13m以下
軒高10m以下
●使用鋼材
鋼種 制限なし 520N,490N,
400N級
490N,400N級 490N,400N級 400N級
但し
通しダイアフラムは
490N,400N級
板厚 制限なし 60o以下 40o以下 25o以下 16o以下
開先加工を施さない,
@通しダイアフラム,
AベースPL,
Bノンダイアフラム形式柱梁接合部パネル
の板厚
制限なし 制限なし 制限なし 溶接方法および鋼種により
25・32・40o未満、
50・75o以下とする。
詳細は、評価基準による。

※;必要に応じて適切な予熱処理を行う。
鉄骨製作工場中間期審査

当協会では(株)日本鉄骨評価センターが評価した評価期間(5年間)の中間期に評価時の性能評価表の記載事項が維持されていることを確認する鉄骨製作工場中間期審査を自主的に行っています。
鉄骨製作工場中間期審査名簿

2.溶接H形鋼(BH)製作工場の認定・登録について

溶接H形鋼(BH)製作工場の認定制度の目的は、溶接H形鋼の製作工場が適正な品質・性能の溶接H形鋼を生産・供給するために必要な品質管理能力と技術力を有していることを発注者に証明するものであり、審査および認定は、第三者の(株)日本鉄骨評価センター(国土交通大臣指定性能評価機関)が行っています。

一般社団法人鉄骨建設協会では、上記により認定された工場の登録制度を設けており、認定工場からの申請により、溶接H形鋼の認定工場を登録し、公表しています。溶接H形鋼製作工場の認定区分としては以下の3種類があり、当協会会員は、溶接H形鋼の発注において積極的に登録工場を活用することとしております。

区分 AAA AA A
鋼種 520N,490N,400N級 490N,400N級 490N,400N級
板継溶接 含む 含む 除く
最大
板厚
ウェブ・フランジ 60mm 40mm 40mm
フランジ (板継無し) >60mm >40mm >40mm
対応する工場認定グレード H M M

溶接H形鋼製作 登録工場一覧

鉄骨製作工場の認定に関するお問い合わせや鉄骨生産工場名簿、および溶接H形鋼製作工場の認定については、株式会社日本鉄骨評価センターへお願い致します。

株式会社日本鉄骨評価センター
(Japan Steel Structure Appraisal Center,Ltd.)

〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-3-3 プロスパービル2階
電話:(03)5829−6330
FAX:(03)5829−6329
http://www.jsa-center.co.jp

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